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がん治療後のアロマケア|mellowで気をつけている事

執筆者の写真: mellowmellow

がんの治療を経験した人々に対するアロマケアは、専門性と慎重さ必要だと思っています。

今日は、がん経験者のアロマケアを行うmellowが気をつけている事をお伝えします。


がんの治療後のアロマケアを受けたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。


・まず最初に、現在のご自身の体調を把握することが重要です。

具体的には、どのような病気で、どのような治療を受けたのか、現在の体調はどうなのか、転移の有無、現在使用している薬などを伺います。あやふやな方もあるため、答えられるように準備しておいて下さい。


・傷や皮膚の確認

アロマケアでは、精油を植物油に希釈し、皮膚に塗布します。

そのため、皮膚の状態を確認することが必要です。

放射線皮膚炎の範囲、手術の傷跡の有無と範囲、CVポートやPICCの有無、皮膚の異常などをチェックします。


・リンパ節郭清の範囲

がんの種類と手術の手法により、リンパ節の郭清範囲が様々です。

リンパ節の郭清範囲を確認し、施術の圧を弱めるか、加温が可能かを判断します。

場合よっては、強圧の施術と加温でリンパ浮腫発症のリスクがあります。


・気持ちのこと

がんの治療後、気持ちの落ち込みを感じるのは自然な反応です。カウンセリングの様子から、日常生活に影響するような抑うつ症状がないか、対策が必要な抑うつ症状がないかを判断します。場合によっては受診を促します。


・精油を選択

安全なアロマケアのためには、皮膚刺激の少ない精油を選ぶことが重要です。

また、がん治療の影響以外のアレルギーなども確認し、ブレンドも控えめに、精油の濃度も通常の半分程度に設定します。


・施術の組み立て

以上の情報を踏まえ、お客様と相談しながら施術を組み立てます。

触れるべきでない部位、弱圧にする部位、触れてほしくない部位、重点的に施術を行う部位などを決めていきます。これらの判断は、看護師やリンパ浮腫療法士としての知識と経験が必要となるため、どのサロンでも可能ではないと考えます。がん治療後のアロマケアには専門的な知識と経験が必要です。




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